無言重要？

クエストが始まると、まず「よろしく！」「がんばります！」といった挨拶をして、皆動き出すことが多い。

スカイプで直に会話が出来る人を除けば、やはり文字での挨拶は最低限のコミュニケーションだ。

ただし、時間的な制限がシビアで挨拶や会話をゆるゆるしているだけで、クエストの達成、失敗を左右するタイトな内容の時もある。

「よろしく」程度の発言ならテンプレート（定型文）を使えば本当に一瞬ではあるのだけれど…。

公式狩猟大会の猟団参加クエストに、挨拶を省略して1秒を争うものがあったが、そちらは猟団参加のクエストだけに「時間が限られてるので挨拶、チャットは省略しましょう！」「合図はサインで！」とあらかじめ約束事をして出発すればなんとかなった。

「これは時間がかなりシビアそうなクエストだな」と思えるクエストは、条件であらかじめ判断が出来るものだ。


「スピードスター」は達成条件で提示された時間制限を見ても、かなりソツなくこなさなければ達成が難しいクエストだとわかる。

ギルドフラッグ8本を短時間で山頂に立てる条件は、パーティーメンバーが4人いなければそもそも厳しいのだが、その4人がさらに上手く連携しないと失敗する可能性が高くなる。弾、瓶以外のアイテム持込禁止。装備も強制的になしになるクエスト。

支給されるアイテムは、山頂に立てるべくギルドフラッグが8本、もどり玉が2個、大タル爆弾、回復薬、携帯食料など。

回復薬、携帯食料は全員分（4人分）が用意されているように思えるが、もどり玉は2個しかないので、最初のギルドフラッグを山頂に立てた後、もどり玉でBCに戻れるのは2人だけ。
残りの2人は、山頂にギルドフラッグを立てた後、大タル爆弾で自爆してBCに戻る方法を取れば時間のロスが少なくて済む計算だ。

ただ、ここで２死を稼ぐことになり、ギルドフラッグ運搬中にドドブランコや他の雑魚モンスターにやられてしまうとクエストが失敗となってしまう。

いかに、BCから山頂へのルートを無駄な時間を掛けずに駆け抜け、ドドブランコや雑魚モンスターにやられないか…この辺は、フットワークと運。
あと、山頂へ続くルート上に、チャチャブーが擬態して隠れていることもある。


なにしろ、装備一切なしの状態では雑魚モンスターやチャチャブーの攻撃で死ねる。（－▽－；）

クエスト出発前に、もどり玉を使う人、爆弾で死に戻りする人を決め、爆弾を支給品ボックスから持ち出す人も決めておかなければならない。
定型文で挨拶する人ばかりなら、「よろしく」は問題ないが、チャットの遅い人がいれば　挨拶は「なしで」も出発前に決めておいた方が無難だ。


先日、この「スピードスター」に自由区で参加した際、もどり玉を使う人が回復薬を持ち出した後で、「これは死に戻った人が使うほうが良いのではないか？」と思ったらしく、BCで回復薬を受け渡そうとしていた。
気持ちは有難いが、受け渡しをする時間も大きなロスになってしまう。

結局、ドドブランコにギルドフラッグ運搬中のメンバーがやられてクエストは失敗に終わってしまったが…。

無言で事を運ぶクエストの難しさは、やはり出発前のコミュニケーションにかかっている。

何度かリベンジして　スピードスターはクリアしたものの、打ち合わせの重要さをひしひしと実感させられたクエストだった。（＾＾；）