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自分の為ですから [バイク]

6月の道路交通法改正が近づいてきた。
そういや、去年の6月から中型自動車免許も出来たんだっけ…。

今回の改正は、後部座席のシートベルト(自動車)の義務化であったり、自転車の歩道走行に関するもの、もみじマーク(75歳以上のドライバー)の表示義務といったもので、昨年の改正に比べるとインパクトは低い気がする。

ただ、自転車は高齢者、児童を除けば、基本は車道走行(自転車の走行が禁止されていない歩道を除く、ただし車道走行が危険な状況と判断されれば歩道走行が可)ってことになっているので、車道をフラフラと走行する自転車の数は圧倒的に増えるのかもしれない。

まぁ、自転車に車道を走行しなさいよ~というだけあって、児童のヘルメットの着用(これは義務ではなく努力義務)も改正法にもりこまれているようだ。
子供に限らず、ヘルメットや安全対策は運転者の義務だと思う。

普通に歩いたり走っている時に転倒したって、擦り傷を負ったり、下手をすれば骨折をする。
自転車は人が歩く、走るより、もっとスピードが出る乗り物なんだから、自分の身を守るためにも、ヘルメットの着用や服装への留意が必要なのだ。


海外のドラマとか映画なんか見てると、子供は概ね、自転車に乗る時はヘルメットにプロテクター(肘、膝等)を着用している。
今回の改正法では13歳未満の児童と指定がされているが、転倒したり、万が一の事故で自分の身を守ろうと思えば、大人であってもヘルメットは着用すべきなんだろう。

日本人は勤勉で細かい性質を持つ人が多い様だが、面倒臭がりな性質だって十分に持ち合わせていると思う。

自転車のように、日常生活で足代わりに使うような簡易乗り物に、ヘルメットだプロテクターだと着用義務なんて言おうものなら「そんなの面倒でやってられるか」と猛反発を食らうんじゃないだろうか。
自転車にしろ自動車にしろ、ちょっと移動すれば駐輪場も駐車場もあるのに、用事のある店舗の前に止めてしまう。
それが違法だろうが、他人に迷惑を掛けようがお構いなしだ。

横断歩道だって、ちゃんと渡らずに面倒臭がって道路を横断する。
あと、20m、30mと離れていない場所に横断歩道があっても、「そこまでいくのが面倒だし、時間が掛かる」という理由らしい。

シートベルトの着用だって、己の命、同乗者の命に関わるかもしれないと思えば、面倒だなんて言葉が出てくる筈はないのだが……。

「事故になんて遭わない」と思い込んでいるから、危機感も少ないのだろうか。

実際に事故に遭えば、シートベルトをしていなかったが故に、命を落としたり、長期の入院を強いられたり、後遺障害やリハビリで苦しむ可能性がある。
横断歩道をちゃんと渡っていれば事故に遭わずに済んだかもしれないと後悔しても遅い。

事故に至らなくても、駐車違反で切符を切られたり、車両を移動されてしまったら「面倒でもちゃんと駐車場に(駐輪場に)入れておけば良かった」と思う筈だ。


二輪車は自転車よりもさらにスピードを出せる乗り物だ。
原付バイクは法廷速度がたかが30km/hだが、そのたかが30km/hでも転倒したり、激突すれば十分に命を落とせる。
では、30km/h以上出せる車体なら……言わずもがなだ。

街乗りライダーは非常にカジュアルなスタイルで乗車しているケースが多い。

冬場なら、軽装では寒くて仕方がないので必然的に厚着になるが、気候が良くなり、暑い夏場を迎えると、Tシャツ1枚、薄手の半袖シャツ、短パン、サンダル履き…なんて恐ろしい格好をしたライダーも増えはじめて来る。

「事故に遭わなきゃ平気だよ」と言う人も多いが、事故は自分が起こすだけではなく、起こされたり、巻き込まれる可能性だってあるのだ。

立ちゴケに近い状況(徐行程度のスピード)でも、皮膚が露出した部分が地面に接して擦れると、擦り傷程度では済まない怪我を負ってしまう。

もう随分以前の話だが、生活道路で道路を横断しようと飛び出してきたネコを避けて自分(原付)が転倒した時の速度は、10km/h~15km/h程度だったが、着用していたジージャンの袖は中に着ていたシャツが見えるまで擦り切れ、ヘルメットも接地した部分が1,2mmえぐれていた。
当然だが、激しく擦れた摩擦で腕には擦過傷を負った。

実は、咄嗟にバイクは前輪をロックさせ、ほとんど地面を滑らせずに倒したのだが、人間は慣性の法則で前方へと飛ぶ。
で、投げ出された体勢から、柔道の前回り受身の要領で自分は前転して着地をしたので、腕(地面をはらう際に擦った)と、ヘルメットの厚みの分だけ頭が地面に近くなった分、接地してしまった頂点のみが損傷を受けていたのである。

地面をはらった腕(服)の損傷が若干激しくなった分、身体の他の部分は一切ダメージを受けずに済んだ。

自分の転倒と一連の動きを目撃していた、近くの駐車場管理人が遠くで拍手していたのを妙に鮮明に覚えている。(^^;)

低速度の原付ですら、それだけの損傷を負った経験があるだけに、あれが半袖だったら、短パンだったら、サンダル履きだったら…と考えるだけで身の毛がよだつ思いだ。(--;)

上着はバイク用ジャケットでプロテクター入りのものを着用していた知人でも、ボトムはジーンズで普通のスニーカー履きで転倒した際、足の脛、腿の肉が一部削げ、くるぶし(一般的なスニーカーであった為、くるぶしが覆われていなかった)の骨が露出して削れる大怪我を負っている。
濡れた路面ですべり転倒しただけの単独事故だが、速度は5、60km/hだったそうだ。
事故の後、かなり暫く後になって聞かされた話だが、プロテクターの入ったバイク用ジャケット、ヘルメットも、その事故で使い物にならなくはなったという。
しかし、腰から上は幸いにも打撲、軽い擦過傷のみで済んだというのだから、万が一を想定して作られている製品の機能性はライダーにとっての命綱だと思えた。

最近、ライダー(二輪車)の死亡事故や重大事故が増えている事もあり、二輪車オンリーの検問も多い。
主に改造車両ではないか、整備不良がないか、ヘルメットのアゴ紐がしっかりしまっているか、運転者の免許は適切か、をチェックしているだけの様だ。
自分は特に同居人を乗せてタンデム走行していることが多いので、二輪免許の取得日も細かくチェックされることが多い。(免許取得から1年以上経過していなければタンデムは違反)

最近、自宅付近の幹線道路で「プロテクターの着用推奨」を訴える二輪車検問(検問なんだろうか?キャンペーン??)も行われていたようで、腕や足はともかく、とにかく命に関わる、首、背骨、腰椎、腹部を保護できるタイプの簡易プロテクター着用推奨を、通りかかったライダー達へ促していたらしい。(徒歩でも様子を見に行ける場所でやっていたので気づかず残念…ニュースで報道されているのをみて気づきました。(^^;)

事故が「死」に直結しかねない二輪車ですが、二輪であるが故に簡単に転倒してしまう自転車を含め、乗車する人の安全性をいかに高め、万が一の事故で命を失わない為にも、何をすべきかを考えて欲しいものです。


ヘルメットの寿命は、大事に使用して大きな衝撃を与えなくても、概ね3年程度なのだとか…
ヘルメットは古くなると、内部の衝撃吸収材の機能性が落ちてしまうから…って理由らしいです。
取り扱いが荒くて、何度も落としているようなメットだと、衝撃吸収性は相当低下している・・・ってことですね。

バイク用のジャケットには、肩、肘、背中にプロテクターが入っている製品が多い。
でも、実際の事故では首や脊椎、腰椎の骨折で命を落としたり、重症を負ってしまうケースも多く、自動車のエアバックと同じく、バックにガスが充填され、首、脊椎、腰椎を守るライダージャケットも販売されています。
ほとんどの事故時、ライダーが車両から投げ出されてしまう為、バイク本体にバックをつけるのではなく、ライダーがエアバックを身につけてしまう…って発想ですね。

実売価格は、通常のライダージャケットと大差なく、事故に遭った後もジャケットに損傷がなければ、ガスボンベ等一部パーツを取り替えるだけで再利用が可能。
ジャケットの新調を検討中の方、いかがでしょうか?
http://www.hit-air.com/top/main.html

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